実践コンサルティング 株式会社アイピック

コンサルティング事例と実績

コンサルティング成功事例 File:03

テーマ 流通大変革時代を勝ち抜くための回転率重視のローコスト経営体制の構築と経営事業戦略の具体的展開による店舗運営のマネジメント体制の確立と実行による店舗収益力の向上
業 種 スーパーマーケット
従業員規模 270人
期 間 12ヶ月間(テーマを年々変えて5年間の取り組みを行なう)

企業ニーズ

地元の中堅スーパーでほぼ独占的な事業を行ってきたが、ここ何年か生協を含め大手スーパーの進出が激しく、競争が非常に激しくなり、売上が低下傾向になっている。価格、鮮度、品質、サービス、品揃え等々の面での競争が非常に激化しており、収益性も大幅に悪化している。社長は後継問題も含めて事業の継続に大きな危機感を持っている。
後継者育成と共に管理者(店長、チーフ)の育成、店舗オペーレーションの効率化を図り競争力を強化していきたい。店舗収益力の向上の短期必達である。

実施内容

  1. 家族的経営スタイルから組織的な経営スタイルに脱皮していくために、事業計画、事業方針を明確にする。
    • 経営理念、経営基本方針、経営目標の再確認
    • 環境分析の実施
    • 競合分析の実施
    • SWOT分析/クロスSWOT分析による事業戦略と計画の立案
  2. 社長方針の策定と年度事業計画の策定・立案と社内への徹底を行う。
  3. 部門方針への課題展開とブレークダウン・ツリーの作成を行う。
  4. 店長教育、チーフ教育の実施と課題改善に向けた取り組みを進める。
  5. 店舗経営指標に基づく店舗オペレーションの実施を行う。
  6. 店舗管理のための情報システム化(POS/EOSとEDI発注)の推進を行う。

結 果

  1. 12ヶ月間で店舗収益の黒字化を達成する。(経常利益2%)
  2. 大手競合店が増えたにも関わらず、全社の売上、経常利益は黒字基調で推移しており、負けないだけの競争力はついてきている。

コンサルティングを終えて

家族的経営から組織的経営に転換するためには、経営システムをきちんと確立し、機能させていくことが大前提になってくる。この会社は現在5年目の取組みを進めているが、競合店の進出・撤退を繰り返す中で、毎年3%前後の経常利益を出し続けている。店舗運営オペレーションは負けないだけのものになってきている。

このページのTOPへ