実践コンサルティング 株式会社アイピック

TQMによる経営品質の向上と経営体質革新

中期計画の立案と課題達成型方針目標管理の展開支援コンサルティング

時代背景

企業経営では「売上いくら」とか「どれだけの利益」という形で目標が設定され、その目標を達成しようと仕事を進めていきます。しかし、経営品質の面では、仕事の進め方が良ければ、自ずと売上や利益が上がると考えていきます。仕事の進め方はプロセスと呼んでも良いであろう。
TQMの展開・推進においては、(1)課題達成型方針目標管理の展開と実施、(2)プロセス・マネジメントの実施、(3)継続的改善の実施がその中核となってきます。
課題達成型方針目標管理とは、部門の目標がそれぞれの下位部署に展開され、それぞれの部署において目標が達成されると自動的に部門の方針や目標が達成される仕組みです。具体的に言うと、まず経営理念やビジョンに基づいた方針のもとに組織の目標を設定します。(経営理念やビジョンが顧客の要望や期待に沿っていることは言うまでもありません。)そして、その目標達成のための手段・方策を考え、どのように仕事を進めていったら良い結果が出るか、改善につながるかを重視していきます。そこにはPDCAの管理サイクルが回っていることが大前提になります。
課題達成型方針目標管理と同じような言葉に、目標管理というものがあります。これは結果の割付による管理で、組織単位ごとにノルマなどの目標を決め、それを分割し、個人にまで目標を落とし込む考え方であります。課題達成型方針目標管理が目標管理と違うところは、良い結果を生み出すプロセスに焦点を置いているところにあります。
多くの企業ではこの目標管理が未だに主流を占めています。事業活動の成果は売上とか利益の伸びとかの財務的な指標だけでなく、むしろ、社会的責任やクォリティ活動の成果、プロセス改善の成果によって経営品質そのものがどの程度向上してきたかということの方が重要であり、経営システムの変革・革新を通じて企業は成長していくものであるからです。
競争力強化のためにはこの課題達成型方針目標管理を経営システムの中にきちんと位置づけて、構築していく必要があると考えます。

コンサルティングの視点

目標管理には3つのタイプがあります。性善説(Y理論)によって動機付けを行い、組織の活性化を目指す「組織活性型目標管理」、人事管理の評価尺度として目標管理を導入し、業績の評価と能力の向上を目指す「人事評価型目標管理」、企業が抱える課題達成に重点を置き、現在と将来の課題にチャレンジしていく「課題達成型方針目標管理」です。
TQMでは問題解決将来展望型である「課題達成型方針目標管理」を経営システムの中にきちんと構築し、実践に移していくことで経営の体質革新を図っていくことになります。
株式会社アイピックでは、これまでの数多くのコンサルティング経験とノウハウを駆使し、「課題達成型方針目標管理」の仕組みづくりの支援と共に、PDCAの管理のサイクルとしてプロセス・マネジメントの仕組みの構築を支援していきます。

目的の共有化と目指すべき方向(ベクトル)の意思統一を図っていく!!

総合的「質」経営(Total Quality Mamagement)とは、顧客の満足する品質を備えた製品やサービスを適時に適切な価格で提供できるように、企業の全組織を効果的・効率的に運営し、企業目的の達成に貢献する体系的活動と位置付けられています。
ここでの「企業目的」とは経営理念、経営方針、経営目標のことであり、企業が社会において存在意義があり、価値のある存在となり、ステークホルダー(利害得失者)との良好な関係を確立していくための「原点」となるべきものであります。
大変化の時代の経営者は、全社員に戦略的方向性を示し、引っ張っていく力が求められてきます。「企業目的」については、経営トップから社員の末端まで、よく摺り合わせを行って共有化を図っていかなければいけません。

目的の共有化

経営理念 ・経営者の信念、哲学、価値観、最高の概念
・経営の原点、経営の諸活動を律する基本的な考え方
経営方針 ・経営理念を実施するために基本的に目指す方向
・経営の意思決定の判断基準
経営目標 ・経営の達成すべき具体的な成果、結果

期待役割を明らかにし、目標のブレークダウンを行う!!

経営管理組織とは『経営』の手段であり、決して目的ではあり得ません。すなわち、経営方針(経営理念、経営目標、経営課題)=社長方針を実行していくための手段であり、組織そのものが目的になってしまってはいけません。社長方針を実行していくためにそれぞれの部門があり、部門責任者はそれを実行していくための役割と責任と義務を負うものでなければいけません。
会社の目的=会社が何を達成していこうとしているのかをはっきりさせると共に、各部門の展開機能を明確にして、各部門の役割=業務職掌として明確化していく必要があります。

全社目標と役割目標

中期経営計画(ビジョン)の明確化を図り、ローリングさせていく!!

「意思なくして戦略無し、戦略なくして成長無し」と言われるように、経営者の意思を明確にしていくために中期経営計画(ビジョン)はどうしても必要になってきます。
企業は環境適応業であると言われています。どのように環境に適応していくかは、会社が向かうべき方向によって変ってくる訳ですが、その方向が決まっていない場合は、最低限生き残るための適応手段を選択することになります。しかし、それでは場当たり的になるため、長い目で見れば非効率であり、企業の成長を遅らせることになってしまいます。先を見るためには方向性が決まっていないといけません。どこに向かっていくのか、その意思を明確にしていくことが非常に大切になってくる所以です。まだ見ぬ目的地を目指して切り拓く、企業としての強い意志が重要であり、それを明確にするのが中期経営計画であります。

中期経営計画のローリング

部門の重点課題の設定とブレークダウンツリーの設定を行う!!

各部門の期待役割と経営ビジョン(年度事業計画)に基づいて、実行方針としての課題を明確にしていきます。

ブレークダウンツリーの設定

課題達成型方針目標管理の基本手順を明確にし、制度化していく!!

課題達成型方針目標管理の展開が他の目標管理と大きく異なる点は、良い結果を生み出すプロセスに焦点を置くところにあります。正しい結果は正しいプロセスから生まれると言う考え方にあるのです。部門の重点課題からブレークダウンされたテーマがきちんと正しいやり方で実行に移され、目標が達成されつつある状況をプロセスマネジメントの世界できちんと把握されていく仕組みを、経営システムの中に作り込んでいく必要があります。

課題達成型方針目標管理の基本手順

コンサルティングの展開ステップ

株式会社アイピックでは、

  1. 総合『質』経営の向上、経営品質の向上を目指してTQM(Total Quality Management)の導入を行い、競争力強化を図っていきたい。
  2. 国内有数企業に先駆けてTQMを導入していくことで差別化を行うと共に、TQMの浸透により抜本的な経営革新を行っていきたい。
  3. 世界一の品質と技術でグローバルNo1になっていきたい。

等々のクライアント企業様の要請に応えて、数多くのコンサルティング実績を積上げてきています。クライアント企業様の事業・市場特性を踏まえ、豊富なノウハウを盛り込んでご要望に合ったご支援のプランニングを行っていくことが可能です。

コンサルティングの展開ステップ

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